【小説家になろう】幻想再帰のアリュージョニスト レビュー
よくある異世界転生・・・
ですが小説家になろうの他の作品の異世界とはかなり変わった世界観の作品です。
呪術と呼ばれる魔法のようなものが存在する世界ですが、言ってしまえば何でもありです。
この設定で話がまとまっているのが不思議なくらいに何でもできます。
私が感じたこの作品のテーマに【不死】があります。
3章以降でしょうか。大部分の登場人物が何かしらの方法で不死になっています。
無限に増えたり、過去から戻ってきたり、世界を書き換えたり。
不死の相手にどうやって勝つかというのが見どころの一つなんじゃないかと思います。
なんでもありです。なのになんでもはできません。
これは実際に読んで見ないと絶対に意味が伝わりません。
ですが、この面白い設定にたどり着くまでが大変です。
第一章が話が難しい割に見どころが少ない、言ってしまえば苦行です。
でも大丈夫、1章は3話しかありません。
すぐ終わります。
この通り。
と思いきや、1話が長すぎる!
なんと!
1-1が57081文字。
1-2が30255文字。
幕間が5619文字。
合計で文庫本1冊分くらいあります。
2章以降は1話毎の文字数は減るんですが、1章はとにかく読むのが大変です。
でも読む価値はあります!
見どころは2章以降に詰まっていますが読めば読むほど面白くなっていきます!
小説家になろうが好きなら絶対に読んだほうが良い作品です!
でも小説家になろうを知ってこれを1作目や2作目に読もうとしている人はやめたほうが良いです、序盤を読み切れずに辞めてしまうと思います。
こんな感じですがお勧めできる作品なので興味があれば読んでみてください。