自分の為に行動してください。


こんにちは、神の子KIDです。


「全ての行動は自分の為に行うものである」


この言葉が今の私の行動を決める根本原理です。


この言葉の説明をすれば、全ての人に当てはまる共通の根本原理になりえると思います。


1.言葉の定義



類似の言葉として、「情けは人の為ならず」があります。

この言葉自体も誤解されすぎているので解説しなおしておきます。

情けは人の為ならずの意味

「情けは人の為だけではなく、いずれ巡り巡って自分に恩恵が返ってくるのだから、誰にでも親切にせよ」
(Wikipediaより引用)

 



それでは次に、「全ての行動は自分の為に行うものである」

この言葉について解説していきます。

結論だけなら「情けは人の為ならず」と同じですが、過程をより深く理解できる言葉です。

反対の言葉を使って説明するのが分かりやすいです。


人のために行動しなさい

こんな言葉をよく耳にしますよね。


ほかにも

「協力して・・・」

「一致団結して・・・」

「仲間の為に・・・」

「空気を読んで・・・」


これらの言葉、全て正しいと思います。


ただし、これは無意識であっても全て自分の為にやっていることだというのが重要です。


「人のため」と「自分のため」は矛盾しないのです、同時に成立します。


人の為と言いながら行う行動も自分の為にやっているのです。


ボランティアですら、人のためになることをしてボランティアをしている善い自分を演出する手段であったり、「人のために働いてる自分が好き」であったりします。


完全に人の為としか思えない行動もあるかもしれません。


自分の命と引き換えに誰かを救うような美談を現実、フィクション問わず何度か聞いたことはあるでしょう。


それすらも、「自分の命と引き換えにでも人を救いたいと思った」という自分の為の行動である。


という見解です。


理由は1つではありません。当然それは、人の為に行った行為であり、美談であり、称賛される行動です。


ですが、同時にその根本には「自分の為の行動」という避けようのない理由「も」必ずついているのです。


誤解されやすい表現なので細かく言います。


このような行動に対して、自分のためにやったことだから褒める必要はないなんてことではありません。

褒められることも含めて自分の為です。


さらには褒めることすらも「褒めた人が自分の為に」やったことです。


全ての行動には「自分の為」という理由が必ずどこかに含まれています。


それを見失ったとき、自分の行動の説明ができなくなります。


2.全ての行動は自分の為に行うものである



これを前提にすれば全ての事柄を矛盾なく説明できると思います。


なぜ人を殺してはいけないの?

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長々と説明していますが、最終的には全て自分の為です。


もっと大きな枠組みで見た時にも、「人の為の行動と自分の為の行動が矛盾しない」ことが分かります。


人が1人で行動していたのでは毎日食べるために狩猟や農家にならなければいけません。


それすらも1人では成立しないのではないでしょうか。


それぞれが得意分野を担当して交換することで格段に豊かな今の社会が成り立っています。


お互いが人のために得意分野を担当しあうことで全体としてのパフォーマンスが上がります。


この前提にたって、「人のために行動しなさい」について少し見える範囲を広げた意見を出していきます。


1つ目

「自分を犠牲にしてでも他人の為に」なんて考え方をする必要はありません。

それでも人のために行動したいと思う場合もあるのが人間の面白い所です。


2つ目

「これだけやってやったのだから恩返ししろ」こんな考え方は否定できます。

人を助けたのでも、見返りを要求する前提であれば、事前に契約でもない限り褒められることではありません。

本当に相手がそれを求めているのか相手にしか分かりません。


会社はもっと稼げるように頑張って仕事をとってきた。

対して私はお金がこれ以上要らないのに働いていた。

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だから会社を辞めることになった。


そんな場合もあります。


人によって何を求めているか、前提が違うのです。


それを理解したうえで両方が納得できる手段を探すことが真の意味で「人の為の行動」になるのでしょう。


求めているものが違う場合、お互いに納得できる手段がない場合もあります。


互いに納得できる手段が無いのならその時は関わらないという選択をすることが重要です。


無理に相手に合わせようとしていては、仮に相手も譲歩していたとしても全体で見てマイナスにしかなりません。


お互い譲り合ってお互い損をするなんてバカバカしい。


これが、「好きの反対は嫌いではなく無関心」この言葉の真意でしょう。


3.こんな理屈が通用するのは今だけだ


昔々、法律が無い時代に「全ての行動は自分の為に行うものである」なんて主張をしたらどうなるか?


略奪でも報復でもなんでもやりたい放題です。


当然自分の物も超厳重管理していなければ全て奪われてしまいます。


まあ、法律が無くても実はそんなに変わらないでしょう。法律が無くても自然と自分にとっての脅威は排除しようとするはずです。


法律はそれを明文化しただけです。


法律があり、多くの人にある程度の学がある今だからこそ、「全ての行動は自分の為に行うものである」と主張することができるのです。


浅はかな考えの人にこんなことを言えば、ほんとに短絡的に好き放題やって誰も幸せにならない、めちゃくちゃになるでしょう。


だから簡単には受け入れられません「全ての行動は自分の為に行うものである」というのは多くの人が知識を持っている、今だから通用する常識となり得るのです。


昔は違った、昔の常識をいまだに信じている人からすればこんな主張をする人は自己中だ、自分の事しか考えてない、排除しないと自分の身が危ない。


こんな思考に至る危険があります。


そうではありません、今の時代、自分のために何が最善かを深く深く考えれば、自然と「人のための行動が最も自分の為になるのだ」と理解できるのです。


深く深く考えてから、自分の為に行動してください。


その時あなたは、人のためになる行動をしていることでしょう。