【小説家になろう】最果てのパラディン レビュー

 

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この作品は誰にでもお勧めできる超大作です!

映画化するといっても違和感がないほど。

 

転生要素はおまけです。

それでいて物語にうまく溶け込んでいます。

 

あらすじにはこのように書かれています。

【※ライトに読める、古風で王道なファンタジー英雄譚を目指します。】

この言葉で物語の大部分を説明できています。

魅力はまた別にあるのですが、それは後で紹介します。

 

古風というのは、古びた城のイメージや、神様への信仰心等が表れていると思います。

 

私の脳内イメージでは、ハリーポッターにでてくる城

ホグワーツ魔法学院のような場所が物語の始まりの舞台です。

ただし賑やかな場所ではなく、この時点で登場人物は数名しかいません。

しかも登場人物が【不死者】骨だったりします。

 

この作品における神様というのは、なろう作品によくある転生させるだけのテンプレ神様とは一味も二味も違います。

 

灯火の神グレイスフィール

主人公の信仰の対象であり、素晴らしい人格者です。

人が正しく生き、正しく死ぬことを望んでいます。

他にもたくさん神様が登場しますがここでの紹介は割愛します。

 

そして注目するべきポイントは主人公の人格です。

これ以上ないくらいに善い性格です。

親子愛や信仰心といった要素もうまく描かれています。

 

そしてもう一つ、文章力が小説家になろうの作品の中で圧倒的に高いです。

普通にプロが書いて編集がチェックして販売されている小説と並べても見劣りしません。

 

物語の構成は、王道ファンタジーです。

そして作品全体を通して、生まれてから死ぬまで、人の一生を描く構成になっていると思います。

それでいて中だるみすることもなく、ところどころに山場がある。読み進めている間ずっと物語に引き込まれます。

 

是非読んで欲しい、面白く、感動でき、引き込まれる作品です。