情報世界の新世界創造 第二章 第2話 『変わり始めた世界』

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ポチポチポチポチポチ・・・


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「よし、1000石貯まった・・・サラ、聞いてくれ!」


「あら、もう1000石も溜めたの?頑張ったわね。」


「え?お前がやらせたんだろー!それより、火の精霊が買いたいんだ。」


「え?ああ、そうなの?私から言おうとしてたのに、どうして?」


「1000石貯めたからだよ」


「うーん・・・まあいいわ、はい、火の精霊、どうぞ」


「じゃあ、次は3000石貯めたら呼ぶから、それまで自由にしてていいぞ」


「え?」


「3000石貯めるまで待っててくれ」


(なに?おかしい・・・私の考えが読まれているの・・・?)


ポチポチポチポチポチ・・・

(人の考えをこっそり覗くなんてあなた最低ね!見損なったわ)


ポチポチポチポチポチ・・・

「サラ!聞いてくれ」


「なによ」


「3000石貯まったんだ」


「だから何?」


「水の精霊が買いたい」


「はいどうぞ」


「ありがとう、次は7000だな」


「そうね・・・」


ポチポチポチポチポチ・・・

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ポチポチポチポチポチ・・・

ポチポチポチポチポチ・・・


「サラ!聞いてくれ!」


「はいはい」


「7000石貯まったんだ」


「はいはい」


「火の精霊のレベルアップをするぞ!」


「はいどうぞ」


「よし、また頑張るぞ!」


「で、次は?」


「次は1万石だな!ボタンを買うんだ」


「そう・・・」

 

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