~フリーブックス問題、おかしいのは法律のほうでは?~シリーズ『常識を疑え⑤』
1.フリーブックスという100億円被害の違法サイトがあった。
こんなニュースがありました。
漫画無料公開、被害100億円 大手出版社、再開を警戒 法的手段検討 (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース
なんと5万冊もの本を無料公開していたそうです。
サイトの完成度も高く、被害額は閉鎖までの1カ月で約100億円に上ると言う
とはいえこの100億、何とも根拠のない数字です。
無料ですぐに見れたから見たものを「これが売れてたら100億」で計算しているんじゃないだろうか。
何を根拠に100億と出したのか書かれていないからこのように思われるのは仕方がありません。
もちろんこれは違法行為、許してはいけない。
ぜひ逮捕されてほしいものですが、それとは別視点で一つ法律を見直したほうが良いかもしれない問題が浮上してきました。
2.著作物のコピーが違法。そろそろ法律を変えるべきときではなかろうか
情報のコピーはそれだけで価値を生みだします。
ネットを介して行えば非常に容易に価値を生み出せるます、人類全体で見ればコピーしまくるほうが合理的です。
情報媒体に本を使うより非常にコストが落ちます。
ただし、これには問題がある。
違法コピーにより著作者にお金が入ってこなくなってしまうと著作者が仕事を辞めてしまうのだ。
フリーブックスが合法になれば本がなかなか売れなくなる。
フリーブックスで見てもらえても著作者にお金が入らないのは大問題だ。
だからフリーブックスを潰せ。こう言うのは簡単だし、正しい。
だがもっと良い方法がある。
フリーブックスを潰すのと同時進行で進めるべきことだ。
フリーブックスと同じ形式で、お金を集めて著作者にお金を渡せば良いのだ。
読まれた数に応じて税金から払っても良いだろう。
読まれたということは人に価値を与えたということなのだから。
新たな仕組みが必要とされる時代になっている。
3.本だけじゃない、同様の問題は他にもある
音楽、動画、すべてコピーするべきだ。税金から払えば良い。
この為であれば増税にも賛成しよう。
ただ、増税するまでもなく削るべき費用はあるのだが。
NHKだって税金や、強制契約による税金もどきが投入されているのだ、昔は国民に情報を伝えるために必要なことだっただろう。だがこちらは前時代の負の遺産だ、もう必要なくなってきたのだから無くなるべき時代だ。
最後にもう一度誤解無いように言っておく、私はフリーブックスの事は認めていない。違法だからだ。
違法でなければ素晴らしい取り組みなのに。
先に法律を変えるところから始めなければ。