~それはビットコインではない!仮想ビットコインの危険性~『常識を疑え⑫』
1.ビットコインの仕組み
仕組みについてはこのサイトが分かりやすかったです。
同じことを書いても意味がないのでリンクを貼っておきます。
誰も教えてくれないけれど、これを読めば分かるビットコインの仕組みと可能性 | TechCrunch Japan
2.仮想ビットコインのリスク
ビットコインの仕組みが安全な事は上記の記事で理解できました、ですが本当のリスクが丸々抜け落ちています。
自分でビットコインをインストールして直接現金を払って買い、自分で管理しておけるのなら安全です。
ビットコイン自体の信用は円以上かもしれませんが、仮想ビットコイン(ビットコイン取引所で取引しているもの)は危険です。
ビットコイン取引所の仕組みとしては、円を入力してビットコインを買います。
すると、あなたは〇〇BTC持っていますと表示されます。
最大手ビットコイン取引所の画面を貼っておきます。
残高(BTC):0の部分が持っているビットコインですね。
これを売ると円が貰えるので、実際にビットコインを持っているように錯覚してしまいますが、このビットコインを持っているのは取引所です。(実はそれすらもほぼ確実に持っていないのですが)
購入者が持っているのは画面上に表示されたただの数字です。
実際に持っていなくても、画面上の数字は変更できるので、実際にはそこにビットコインは必要ありません。
最大手ビットコイン取引所のページにこんな文言があります。
ビットコインはbitFlyerが大切に保管しています。
そんな保証がどこにある?
金から紙幣に変わった歴史を見ればまったく信頼できないのは明らかです。
先にこちらを読んでいる人ならもう分かるはずです。
~お金を作っているのは〇〇だった~『常識を疑え⑩』 - ユートピア
あなたはビットコインを持っていないのです。
ビットコインにいつでも変えることのできる数字を持っているのです。
仮想ビットコインとでも言うべきものでしょうか・・・
ビットコインは仮想通貨なので、これは仮想仮想通貨です。
意味分かりませんね。
仮想通貨の部分に関してはしっかりと安全な仕組みが作られていますが、その頭にもう一つくっついている「仮想」には全く安全性がありません。
だからマウントゴックス事件が起きたのです。
ビットコインを安全に使用するのなら、取引所を使ってはいけません。
そして取引所を使わなければ、現状ビットコインでできることはほとんどありません。
円の場合は銀行が取引所に相当する働きをしていて、不正が難しいように法律でしっかり規制されています。
それでも信用創造により実体のない円が作り出されているのです。
ビットコイン取引所には法律の規制がありません。
ビットコインは信用創造により無限に増やせます。
取引所が破綻しても仮想ビットコインはゲーム通貨として扱われます。
「ビットコイン」と「仮想ビットコイン」は別物です。
ビットコインは安全で、仮想ビットコインには全く安全性はありません。
ちなみに「仮想ビットコイン」って今記事を書きながら名付けたものですよ。
しっかり区別して発信できてる人が居ないので「仮想ビットコイン」の正式名称はまだ無いのです。
だって、「円」と「通帳に記載された数字」の違いすら、区別できている人がほとんどいないのですから・・・