~お金を作っているのは〇〇だった~『常識を疑え⑩』

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私はぜんぜん専門家ではないので、あまり信用せず、この記事を「知るきっかけ」して自分で調べて貰えば面白いのではないかと思います。

1.一般に広まっている考え方

お金(日本銀行券)を発行するのは日銀というのは常識ですが、実はこれ、真実の5%程度でしかありません。

実際に世間に流通しているお金の大部分を生み出しているのは、「借金」です。

お金を発行しているのではありません。

実態の無いお金をあるようにみせかけています。

 

信用創造』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

私は最近初めて知ったのですが、これについて調べると物凄く面白いです。

 

2.信用創造とは

①Aさんが銀行Xに200円預けます。

②銀行Xはそのうち100円をBさんに貸し出します。

③BさんはCさんに100円払ってジュースを買います。

④Cさんはこの100円を銀行Xに預けます。

 

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この時、銀行Xにあるお金は200円ですが、Aさんが200円、Cさんが100円預金しています。

実際には200円しかないのに300円預金されていますから、お金が1.5倍に増えています。

 

実際に増えたのはBさんの借金100円分なのですがAさんとCさんは共に自分が預金分のお金を全て持っている(つまり合計300円ある)と認識しています。

そして経済活動は300円ある前提で動きます。

 

AさんとCさんが同時に引き出そうとすると足りないのですが、

全ての人が銀行からお金を同時に引き出すことなど無いので問題ありません。

 

現実では1.5倍なんてものじゃありません。

20倍以上にもなっていると言われています。

 

でもちょっと待ってください。

200円の預金から200円貸し出して、それが再び預金になるとしても、400円。

最大でも2倍にしかなりません。

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なぜ2倍以上になるかと言うと、②~④が無限ループできるからです。

 

無限ループって怖いよね。

 

このように200円の預金をそのまま200円全て貸出すことを無限に繰り返していると無限に実態の無いお金を作り出せてしまいます。

 

ですから、ちゃんと貸出上限金額は規制されています。

預金額全額を貸し出すことはできず、預金準備率分のお金は銀行に置いていなければなりません。

 

現在の日本の銀行の預金準備率は0.05~1.3%です。

準備預金制度における準備率 公表データ : 日本銀行 Bank of Japan

 

預金準備率が0.5%だとしたら、200円の預金のうち199円までは貸し出せると言うことです。

そして巡り巡って199円が預金として戻ってきたらまた198円貸し出せて・・・

これを繰り返していくと、実際にあるお金の200倍までは銀行が実体のないお金を作りだせます。

0.05%の場合なら2000倍ですね。

 

今20倍くらいであればまだまだお金は作れるのです。

そしてこのお金を作るにはお金を借りてくれる人が必要です。

 

つまり、今お金を作っているのは銀行(貸出)と我々国民(借金)です。

 

国債を日本銀行券の発行で返さない理由も薄く関係してそうですね。

ここまで借金から作られたお金の比率が大きいと日本銀行券をちょっと発行したぐらいじゃ焼け石に水です。

それに借金からの利子が銀行の儲けですから、銀行はこれを無くそうとはしないでしょう。

 

借金をするだけでお金が作れるなんて素敵ですが、無意味に借金をしても利子を取られるだけです。

これで儲けるのは銀行だけですw

銀行以外で信用創造を行うこと(持っている以上に貸し出すこと)は禁止されています。

信用創造なんて完全に禁止して実際にお金を発行すればいいのに。

規模がでかすぎていまさら難しいでしょうね。

でもこういうことが行われていることは知っておくべきです。

 

そして私と同じような記事を書いている人の中には、この信用創造を詐欺だと主張する人も居るようです。

私はそうは思いません。

銀行が預金を返せなくなるのなら詐欺ですが、返せる仕組みがあるのであれば問題ないでしょう。

銀行は預金額以上の貸し出しができるだけです。

金利で儲ける代わりに、返してもらえなかった時のリスクを負って貸出を行っています。(不良債権)

 

 

この信用創造・・・

少し形を変えれば同じことができるのは銀行だけじゃありません。

あなたにも無からお金を作ることができるかも!?

長くなるのでこのあたりで記事を分けます。

 

3.この記事のきっかけ

www.youtube.com

この動画から興味を持ちました。

私の解説はこれと被らないように自分なりに書き直したので、動画も是非みてください。

さっき興味を持ったばかりの私の記事よりはよほど信頼できますw

 

動画の内容に沿った記事にした人もいるのでこちらも読んでみると面白いです。

 

 

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