雑草は根っこから抜かないとすぐ生える!←根っこから抜いてもすぐ生える
こんにちは、神の子KIDです。
こんなこと言われたことありますか?
「雑草は根っこから抜かないとすぐ生える!」
よく耳にしますよね。
でもよく考えてみてください、この言葉を信じて根っこから抜いてるのに、結局またすぐ生えてくる!
と思いませんか?
まずこの謎を解くには、雑草の種類について理解する必要があります。
雑草には一年生雑草と多年生雑草があります。
1.一年生雑草
様々な種類がありますが、一年生雑草は引っ張ると簡単に根っこから抜ける物が多いです。
なのに!すぐ生えてきます。
根っこが切れて残っていたのでしょうか?
そうではありません。
この理由は種をバラまいているからです。
その場でバラまく場合もあれば、他所から様々な手段で運ばれてくる場合もあります。
つまり、そこに土がある限りどうしてもすぐ生えてくる!
生やしたくなければ除草シート等を使って対策するしかありません。
2.多年生雑草
多年生雑草は根っこが頑丈でなかなか抜けない厄介な雑草です。
下手な絵を使って説明しますが、多年生雑草はこんな感じになってます。
茶色の部分が根っこですが、横向きに根っこが伸びていて、これが問題です。
引き抜いたら縦に伸びている根っこだけが切れて、根っこが抜けたと思い込んでしまいます。
横向きの根っこが残ってしまい地下で成長を続け、翌年また雑草として強くなって生えてきます。
これが根っこから抜かなければいけない理由です。
でも、「根っこから抜きなさい」と言われてこの横向に伸びる根っこの本体を抜ける人がどれだけいるでしょうか?
恐らく居ないでしょう。
本当に根っこから抜きたければ土を深く掘って引っ張り出すしかありません。
引き抜けば必ず切れます。
そして根っこから抜いたつもりになっています。
つまり、素人が頑張って根っこから引き抜く程度じゃ気休め程度にしかなりません。
根っこ本体を掘り起こそうにも素人が簡単に抜けるような浅い位置にはないことが多いです。
さらに、雑草を綺麗に抜くと日当たりが良くなり、土から栄養を取っていくものもなくなるので新しい草が生えやすくなります。
というわけで、自分でちょっとした雑草を抜く程度なら頑張って手間をかけて根っこから抜いてもまたすぐに生えてくるので、ハサミ等でバッサリ刈っちゃってもいいですし、根っこの事は考えず作業がやりやすいようにやれば良いでしょう。