アニメ「正解するカド」が面白い、常識を覆すストーリー
フィクションでありながら現実とリンクし、常識を覆すストーリー
宇宙の外「異方」との接触の物語。
現在放送中の7話までのネタバレを含みます。
1.あらすじと感想
特に引き込まれたのは第3話
人類(日本政府)と異方存在『ヤハクィザシュニナ』の対話が、報道陣への全面公開のもとに行われた。
ヤハクィザシュニナは、無限の電力を異方から取り出すことができる『ワム』を「あなた方に享受したい」と申し出た。
一見得しかないこの申し出だが、人類はここで選択を迫られる。
「人よ、どうか正解されたい」
国連から日本政府に対して、「ワムの独占は許さない、全てのワムを国連に無償提供しろ、今後は国連の管理物とする」と言う要求があったのだ。
日本政府としては独占するつもりはないが、「国連に渡せば国連が独占してしまう」
従わない場合は軍事行動の実施と言う予断の許されない状況で日本政府はどのように対処するのか。
2.無限の電力を与えるワム
ワムは1対で全世界の電力を賄える。
無限の電力が供給できるのだから、当然だが、これがそんなに簡単な話ではない。
その利益を独占しようとする人が居るからだ。
その結果「戦争になるぐらいならワムなんて無いほうが良い」という意見まで出てくる。
他にも、「ワムに依存しすぎるともし使えなくなった時のリスクが大きすぎる」と言うような意見もあった。
私の意見は、「ワムは当然あったほうが良い」だ。
物の善悪は使う人次第で決まる。
どれだけ時間を掛けてでも適切に使われる方法を議論すべきだ。
リスク管理も含めてしっかりと考えなければならない、使い方次第でデメリットは全て排除できるものだ。
フィクションではあるが、ワムがあったとしたら、どうするべきか考えてみると面白い、電力に限った話ではないが、似たような状況は現実でも起こり得る。
日本政府がどのような対応を行ったのかは本編のお楽しみとしておこう。
3.もう眠らなくて良い
少し飛ばして、ワムの問題が解決した後、第6話。
またも面白い話題が始まった。
ヤハクィザシュニナは、『サンサ』と言う、見ると眠らなくて良くなる装置を取り出した。
見ると異方の概念を理解でき、活動しながら、同時に異方に存在する自分が眠ることで睡眠が必要なくなるというものだ。
眠らなくて良い・・・人間の3大欲求でもある睡眠をしなくて良くなることは果たして本当にメリットなのだろうか?
私は、メリットであると思う。
睡眠が3大欲求である理由は、「睡眠が必要だから」でしかない、睡眠が必要なくなるのなら、前提が覆る。
さらには、眠らなくて良くなっても、眠れなくなるわけではない、眠りたければ眠れる素晴らしいシステムだ。
ただ、このサンサを受け入れるかどうかについては議論の余地が残る。
ヤハクィザシュニナを本当に信頼してよいのか?という部分だ。
良く分からないけど見ると眠らなくて良くなる。
そんなもの怖くて使うことはできない。
だが排除すべきではない、しっかりと時間を掛けて信頼できるものなのか判断した後に使うべきものではないだろうか。
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