会社を辞める理由(日本の労働生産性が悪い理由を公開)
1.私が会社を辞める理由
今務めているブラックIT企業の仕事。
5年以上やってきましたが辞める決意に至りました。
プログラミングが大好きで労働時間、賃金度外視で仕事内容を見て就職しました。
このことに後悔はありません。
私は趣味にお金があまり要らないので賃金度外視は問題になりませんでした。
自由時間は欲しいものの多少労働時間が長い程度なら好きなことを仕事にできていることを考えれば我慢できました。
所謂やりがい搾取というやつでしょうか、でもこれだけなら良かったのです。
4年間ぐらいは好きな仕事をしていると自分をごまかしてなんとか苦も無く乗り越えてきました。
きつくなったのは仕事内容に満足できなくなったからです。
仕様書、設計書、試験成績書、報告書、手順書、取説。
そんなものにばかり力を入れて中身がめちゃくちゃ。
もともと待遇には何も魅力がないので仕事内容が嫌いになればもう会社に居る理由はありません。
仕事ではもっとプログラミングをしていたかった。
とはいえ自分の仕事結果が自分の利益に反映されないなら遅かれ早かれ嫌いになっていたでしょうね。
その結果・・・歪な会社の構造が見えてくるようになりました。
2.だから日本の労働生産性は悪い
①残業代が出ないからいかに仕事を引き受けないかを考えている。
仕事にやりがいがなくなればこうなって当然ですよね。
逆に残業代が出る会社なら生活残業問題になりますね。
結果が賃金に反映されないと、みんな一律年間ほぼ2%づつアップとか何のために仕事してるのやら。
報告書ばかり書くのにやりがい感じる人たちなのかなぁ。
②自分のやっている仕事の難しさを無駄にアピールしまくって時間を稼ぐ。
プログラムなんて技術とやる気で作業時間半減なんて余裕で実現できる世界です。10倍ぐらい違うこともあるんじゃないかな。
なかなか理解できない人は本当に無駄に時間がかかる。
でも外から見て何が難しいか分からないから、それらしい理由を並べてここが難しくて詰まってます。って言っておけば仕事をやっている振りができる。
終わらせたら次の仕事を割り当てられるだけの状況なので当然終わってない振りをします。
終わらせたら次の仕事を割り当てられるのが会社を辞める真の理由かもしれません。
理由は一つに絞れるものではないですからね。
③仕事をさぼる技術ばかり上がる。
最近はほとんど仕事に集中できていなかった。
今の私の技術をもってすれば1時間でできる仕事に8時間かけることができます。
プログラムの技術力による実労働時間の削減と引き延ばし能力による工数増加能力を兼ね備えてますから。
最近では報告書にも時間を掛ける技術が向上してきました。
こんな技術捨ててしまいたい。
④それでももっと作業が遅い人が居る。
なんでみんな疑問に思わないの?絶対サボってるよ!
プログラマーから見ればこの人が実は仕事できる人なの分かるんだけどもったいないなぁ・・・
この人の待遇改善すれば10倍成果上げてくれるよ。
仕事ができる人ほど仕事を頑張る意味がない事に気が付いてしまう業界
業界ではなく日本全体の問題でしょうね。
成果を測るのは難しいかもしれませんが、それでも成果主義でなくては未来はありません。
3.実は楽して稼いでいた
さぼる技術のおかげで実は楽して稼げてます。
やるときはまとめてパパッと終わらせてしまえば丸2日ぐらい何もしなくても良くなります。
まあ、繁忙期になると自分の仕事が終わるかどうかに関係なく帰れないわけですが。それはさておき
今の日本で楽して稼ぐとはこういうことです。サボる技術を身につけたら勝ちです。
あくまで一例ですが。
ほんとはもっと働いていたいという自分の本心に気が付けた。
働くとは対価を得ることです。固定給であれば最初は対価をもらっている気になるかもしれませんがそれは労働の対価ではないことに気が付きました。
今の日本のサラリーマン(私)は働いていません。
安定した生活を対価に労働力の提供をしているだけです。どれだけ働いても安定した生活以上の物は得られません。
逆に、働いていなくても会社に属していれば安定した生活は得られます。それで良い人も居るのでしょうけれど、それじゃ効率は落ちていくばかりですよ。そして・・・
その安定はいつまで続くかな?
会社がなくなれば終わり、今の自分の会社に未来があるのか・・・
今安定しててもこの効率の悪さで他者(他社)との競争に勝てるはずがない。
私の勤めている会社は70年近く続いている会社ですがもうすぐ終わるでしょうね。
こんな会社に居ていいわけがない、お互いの為に。
間違えました、ここでお互いのためにを押し付けるのは良くありませんね。会社のためであればなにも考えずに作業に没頭するのが正解でした。それに、何が会社のためなのかは私ではなく会社が決めることです。
会社に尽くしても私が得るものがなくなったから私のために辞めるというのが正しいです。
退職して働き始めます!
たぶんこれから私の仕事時間は大幅に増えることになるでしょう。
睡眠時間以外すべて働くつもりでいます。
でもきっとそのほうが楽しいよ。